突然出会った妹と
―――キスをした。
「もしかしてこれ……きす?」
その少女は、そう言いながら未来リストと名付けられた手帳に「○」をつけた。
そこには「キス」「家族に会う」「ネギトロお腹いっぱい」と書かれていた。
「いまの……きすじゃない?」
誤解なく言えば、あれはキスではなく人工呼吸。
展望台で倒れていた彼女を助けるためのとっさの行動―――の、はずだったのに。
「お兄ちゃん、お帰り―――って、どしたの? 疲れてるように見えるけど……」
俺と妹の"結衣"は、小さな頃から二人で過ごしていた。
里親であるシスターの"朝陽"さんは、結衣のために今日は赤飯を用意していた。
恥ずかしがる結衣を尻目に、俺は結衣の成長を感じることができて、少し嬉しかった。
あの少女が気がかりで展望台に戻ったら、そこには違う女の子がいた。
一生懸命に、一人で凧揚げをしながら。
全然飛ばないその凧揚げを手伝うと、女の子は無邪気に喜んだ。
「あたしは"心音"っていいます。今日からあなたのことを、敬意を込めて……先輩って呼んでいいですか?」
「あっ、かなたちゃん……ありがとっ!」
街中で偶然会った幼馴染の"雫"の荷物を受け取って、少しだけ足を速めた。
今日も喫茶シトランテから貰った食材と、内職で仕上げた荷物を両手にいっぱいに抱えて。
小走りで肩を並べた雫の位置は、前でも後ろでもなくていつもどおり隣に半歩……それが俺たちの距離だった。
「……また会った」
家に戻ると、そこには朝展望台で出会った少女が立っていた。
少女の名前は"はるか"。
はるかは、俺(かなた)と同じ目、同じ髪、同じ雰囲気、そして俺が父親からもらった形見と同じ「青い羽」を持つ少女。
それもそのはず……はるかとかなたは、双子の兄妹なんだから。
それが、はるかとかなたの……ちょっぴり不思議で、ちょっぴり切ない、恋物語のはじまりだった。
わたしのために泣いてくれて
―――ありがとう。
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